ニュートンについて
アイザック・ニュートン
Isaac Newton, 1642~1727, 英, 哲学者・数学者・物理学者・政治家・投資家
リンゴ※1の落下を見て万有引力を発見した逸話は有名。
微分積分法の発明、光の分析※2と合わせて三大業績といわれる※3。
そして、著書「自然哲学の数学的諸原理」(プリンキピア Principia)※4でニュートン力学を創始し、近代科学に大きな影響を与える。その功績をたたえて、力の単位(ニュートン)に名をのこす。
その後、王立造幣局長や庶民院議員を務めたり、投資家として活動したりもした。硬貨の縁にあるギザは、偽造防止のために彼が考案したともいわれる。
一方、ロバート・フックとは犬猿の仲で、長く論争をつづけた。
またライプニッツ※5ともどちらが微分積分法を先に発明したかで争っている。
※1:
そのリンゴの木は「ケントの花」という。
そのリンゴの木は「ケントの花」という。
※2:
白色光はすべての色の光が混ざったものであり、色ごとに屈折率がことなる。著書「光学」で発表。
また、平面ガラスの上に平凸ガラスを重ねると干渉縞が見える(ニュートンリング)という現象を発見したり、虹の色を七色と定めた。
白色光はすべての色の光が混ざったものであり、色ごとに屈折率がことなる。著書「光学」で発表。
また、平面ガラスの上に平凸ガラスを重ねると干渉縞が見える(ニュートンリング)という現象を発見したり、虹の色を七色と定めた。
※3:
これらはすべてペストから疎開して田舎に滞在していた1年半になしとげたことである。
これらはすべてペストから疎開して田舎に滞在していた1年半になしとげたことである。
※4:「自然哲学の数学的諸原理」(プリンキピア)
第1巻で真空中の物体の運動、第2巻で抵抗のある媒質中での物体の運動、第3巻で惑星や彗星の動きについて述べる。ユークリッドの「原論」を意識した展開となっている。その中の一節「Hypotheses non fingo(われ仮説を作らず)」という言葉は自然科学における実証主義につながった。
第1巻で真空中の物体の運動、第2巻で抵抗のある媒質中での物体の運動、第3巻で惑星や彗星の動きについて述べる。ユークリッドの「原論」を意識した展開となっている。その中の一節「Hypotheses non fingo(われ仮説を作らず)」という言葉は自然科学における実証主義につながった。
※ニュートンは仮説(Hypoteses)という言葉を「観察や実験に基づかない根拠のない論」という意味で用いた。