元号に関する事項のまとめ。
目次
- →建元
140B.C.~135B.C.
漢の武帝の治世の元号。
実際にこの年から使われていたわけでなく、30年ほど後に遡って名付けられた。
- →大化
645~650
孝徳天皇の治世の元号。
ちなみに、二番目は白雉(650~654)、三番目は朱鳥(686)。
延喜・天暦の治
延喜(901~923)、天暦(947~957)はそれぞれ醍醐天皇、村上天皇の治世の元号で、摂政・関白をおかず、天皇が親政したことや、この時期に律令国家体制から王朝国家体制への移行が完了したことから特別視される。
承平(931~938)、天慶(938~947)年間に、関東の平将門と伊予の藤原純友が反乱を起こしたこと。
武士の時代の始まりを告げる事件であっただけでなく、それぞれの鎮圧において平貞盛、源経基が功績をあげており、のちの源氏・平氏の台頭および源平合戦の遠因となったともいえる。
治承(1177~1181)、寿永(1182~1184)年間およびその前後にかけて起こった内乱。いわゆる源平合戦。
三番目に長い
- →応永
1394~1428の35年間。後小松天皇・称光天皇の治世の元号。
一番目は昭和(1926~1989、64年間)、二番目は明治(1868~1912、45年間)、四番目は平成(1989~2019、31年間)。
最短
- →暦仁
1238.12~1239.3、2か月
四条天皇の治世の元号。
二番は天平感宝(749.4~749.8、4か月)、三番目は朱鳥(686.7~686.12、6か月)
最多の字
- →永
寿永(1182~1184, 源平合戦)、貞永(1232~1233, 貞永式目(御成敗式目))、文永(1264~1275, 文永の役(元寇))、永禄(1558~1570)、宝永(1704~1711, 富士山噴火(宝永火山))、嘉永(1848~1854, ペリー来航)など29回。
五十音最初
- →安永
1772~1781。後桃園天皇の治世の元号。
8年には桜島の噴火(安永大噴火)があった。
四文字
757~765.孝謙天皇、淳仁天皇の治世の元号。
蚕が「五月八日開下帝釈標知天皇命百年息」の形に卵を産んだという瑞祥による。